BFRトレーニングと加圧トレーニングの違い
BFRトレーニングとよく似たもので、
以前TVなどでよく取り上げられた
加圧トレーニングというものをご存じでしょうか。
加圧トレーニングも専用ベルトを腕や脚に巻き、
圧を加えてトレーニングする方法ですので、
見た目はほとんど同じなのですが、
いくつか決定的に違うところがあります。
設定圧の違い
加圧トレーニングは腕や脚にベルトを巻く際、
200mmhg~300mmhgという単位の圧をかけるのですが、
BFRトレーニングはこれを80mmhg~150mmhgに抑えます。
圧は高ければ高いほうがトレーニングもしんどいです。
圧を抑える理由として、
点状出血や血栓症などの健康上のリスクを激減
させることが挙げられます。
点状出血とはベルトを巻いた場所の下に発生する
毛細血管の破裂が原因の皮下出血です。
赤や紫の点々がアザのようにできて、
場合によっては消えるまでに
かなりの月日がかかることがある症状なのですが、
BFRトレーニングの80mmhg~150mmhgの圧であれば
ほとんど発生することはありません。
血栓症は血管の中にできた血のかたまりが
血管につまる病気です。
血栓は圧を高めれば高めるほどできてしまう
リスクも高くなるのですが、
BFRトレーニングの圧で血栓ができる可能性は
ゼロとは言えませんが極めて低いです。
また最近のBFRトレーニングの
実験で80mmhg・150mmhg・200mmhgの圧で
トレーニングをした場合、
一番成長ホルモンが分泌されたのが80mmhgであったと
いう結果が出ており、
この実験の結果を見ると、圧は高ければ高いほど効果がある、
という訳ではないということがわかります。
トレーニング方法の違い
加圧トレーニングは一度ベルトを巻いたらトレーニングが終わるまで
外さないことが多いですが、
BFRトレーニングは基本的に1セットごとにベルトを外して圧を緩めます。
例えばBFRベルトを巻き軽いスクワットをするときは、
1セット目25回→休憩→2セット目20回→休憩→3セット目15回という感じです。
休憩の間はベルトを外します。
これも最近の実験で、巻きっぱなしでもセットごとに
外しても同じ効果があるという結果も出ています。
より安全に成長ホルモンを分泌することができ、
お腹周りの脂肪燃焼を促し、さらに筋肉の成長も助けてくれるのです!