「慢性的な腰痛がつらい…」
「股関節の痛みで歩くのが大変」
「整体に行っても一時的にしか楽にならない」
そんな悩みを抱えていませんか?
実は、腰痛や股関節痛の多くは“筋肉の使い方の偏り”と“柔軟性の低下”が原因です。
正しいトレーニングとストレッチを行うことで、痛みの根本から改善することが可能です。
この記事では、16年以上・1万人以上の指導実績を持つパーソナルトレーナーが、
腰痛や股関節痛のメカニズムをわかりやすく解説しながら、
自宅でできる効果的なトレーニング&ストレッチ方法を紹介します。
目次
1. 腰痛・股関節痛が起こる原因とは?
腰痛や股関節痛は「年齢のせい」と思われがちですが、
実際には筋肉の使い方や姿勢の崩れが大きく関係しています。
● 主な原因
-
長時間のデスクワークによる姿勢不良
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運動不足による筋力低下
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骨盤の歪みや体のねじれ
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加齢による柔軟性の低下
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筋肉のアンバランス(特にお尻・太もも・腰)
これらが重なると、体のバランスが崩れ、
「腰が反る」「股関節が詰まる」などの不快感や痛みを引き起こします。
2. 痛みの根本原因は「筋肉のアンバランス」
腰痛や股関節痛の多くは「骨」や「関節」そのものよりも、
周囲の筋肉のアンバランスによって起こります。
● 腰痛の主な筋肉の乱れ
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腸腰筋(ももの付け根の筋肉)の硬さ
-
大臀筋(お尻の筋肉)の筋力低下
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ハムストリング(太ももの裏)の緊張
これにより、骨盤が前傾・後傾して腰に負担がかかります。
● 股関節痛の主な原因筋
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中臀筋(お尻の横)や大腿筋膜張筋の硬さ
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内転筋(内もも)の筋力不足
-
お尻のインナーマッスル(深層外旋六筋)の硬直
結果として、股関節がスムーズに動かなくなり、痛みを伴う動作が増えてしまいます。
3. トレーニングとストレッチで改善できる理由
「痛いときは安静に」と思いがちですが、
実は**正しい動き(アクティブケア)**が最も効果的です。
● トレーニングの目的
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使えていない筋肉(お尻・体幹)を鍛える
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骨盤・背骨の位置を安定させる
-
血流を改善して筋肉の柔軟性を高める
● ストレッチの目的
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固くなった筋肉をほぐして可動域を広げる
-
関節の動きをスムーズにする
-
痛みの原因となる緊張を和らげる
この「鍛える」と「ゆるめる」のバランスを取ることが、
腰痛・股関節痛改善の最短ルートです。
4. 腰痛・股関節痛を予防する正しい姿勢
まずは「立ち方」「座り方」「歩き方」を見直すことから始めましょう。
◆ 正しい立ち姿勢
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耳・肩・くるぶしが一直線
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お腹を軽く引き上げて立つ
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膝を伸ばしすぎず、軽くゆるめる
◆ 正しい座り姿勢
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骨盤を立てて背筋を伸ばす
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背もたれに頼らず座る
-
1時間に1回は立ち上がって伸びる
◆ 歩くときのポイント
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歩幅を少し大きく
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腕を自然に振る
-
お尻で地面を押すように意識
この「姿勢リセット」だけでも、腰や股関節の負担が軽くなります。
5. 自宅でできる腰痛改善トレーニング5選
腰痛改善には、体幹とお尻の筋肉を目覚めさせるトレーニングが効果的です。
① ヒップリフト
目的:骨盤の安定・お尻の筋力強化
-
仰向けになり膝を立てる
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お尻を締めながら骨盤を持ち上げる
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肩〜膝が一直線になったら5秒キープ
→ 15回 × 3セット
② キャット&カウ
目的:背骨の柔軟性アップ・腰痛予防
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四つん這いの姿勢になる
-
息を吸いながら背中を反らす(カウ)
-
息を吐きながら背中を丸める(キャット)
→ 10回 × 3セット
③ ドローイン
目的:腹横筋(体幹インナーマッスル)強化
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仰向けでお腹に手を当てる
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鼻から息を吸ってお腹を膨らませる
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口からゆっくり吐きながらお腹を凹ませる
→ 30秒キープ × 3回
④ バードドッグ
目的:体幹・お尻・背中の安定
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四つん這いから右手と左足を伸ばす
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背中が反らないように注意
-
交互に10回ずつ
⑤ スクワット(フォーム重視)
目的:下半身全体の安定と血流改善
-
足を肩幅に開き、つま先と膝を同じ方向へ
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背筋を伸ばしたまま腰を落とす
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太ももが床と平行になるまで下げる
→ 10回 × 3セット
6. 股関節の可動域を広げるストレッチ5選
股関節痛を改善するには、硬くなった筋肉をゆるめるストレッチが必須です。
① 腸腰筋ストレッチ
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片膝立ちの姿勢をとる
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胸を張りながら前に体重をかける
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後ろ脚の付け根が伸びているのを感じる
→ 30秒 × 3セット
② 内ももストレッチ
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両足を大きく開いて座る
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上体を前に倒し、内ももを伸ばす
→ 30秒 × 2セット
③ お尻(梨状筋)ストレッチ
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椅子に座って片足を反対の膝に乗せる
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背筋を伸ばして前に倒れる
→ 30秒 × 2セット
④ ハムストリングストレッチ
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片脚を伸ばし、もう一方の膝を曲げる
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上体を前に倒す(背中は丸めない)
→ 30秒 × 2セット
⑤ 股関節回し
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片足を上げて円を描くように動かす
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前回し・後ろ回しを10回ずつ
股関節を大きく動かすことで、関節液の循環が良くなり痛みの軽減に繋がります。
7. 注意すべきNG動作と間違ったトレーニング
❌ 無理に体を反らす
腰を反らせすぎると、逆に痛みを悪化させることがあります。
❌ 勢いでストレッチを行う
反動をつけると筋肉を痛める危険があるため、ゆっくり呼吸をしながら行いましょう。
❌ 腰を丸めて座る
長時間の猫背姿勢は、腰椎に負担が集中します。
骨盤を立てて座る習慣をつけましょう。
8. 日常生活でできる腰痛・股関節痛の予防法
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1時間に1回は立ち上がってストレッチ
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片足重心で立たない
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寝る前に10分のストレッチ習慣
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体を冷やさない(特に下半身)
-
正しい靴を選ぶ(ヒール・底がすり減った靴はNG)
これらの小さな意識が、長期的には大きな差を生みます。
9. 痛みを繰り返さないための習慣づくり
● トレーニングは「週2〜3回」を目安に
継続することで、体幹と股関節まわりが安定します。
● ストレッチは「毎日少しずつ」
寝る前・入浴後など、リラックスできる時間に行うと効果的。
● 正しいフォームを身につける
間違ったフォームでトレーニングすると、かえって痛みが悪化します。
鏡を見ながら行う、もしくはプロにチェックしてもらうのが安心です。
10. まとめ:腰と股関節を整えることで体は変わる
腰痛・股関節痛の改善に大切なのは、「鍛える」と「ゆるめる」の両立です。
✅ トレーニングで体幹・お尻の筋肉を鍛える
✅ ストレッチで硬くなった筋肉をほぐす
✅ 姿勢と呼吸を整えて、動ける体を作る
この3つを習慣化すれば、腰痛も股関節痛も確実に改善します。
一時的な対処ではなく、根本から体を変えたい方は、
自分の体に合ったトレーニングとストレッチを継続していきましょう。
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